私が死んで満足ですか
著者:マチバリ
伯爵令嬢ロロナ・リュースが事故死した。その知らせが舞い込んだのは、彼女が婚約者である王太子に婚約破棄を告げられた翌日のことだった。妹を虐げたなどといわれなき罪で糾弾されながら、その咎めをあっさり受け入れたロロナ。彼女は郊外の街道で横転した馬車の中、痛ましくも顔の潰れた遺体となって発見されたという。その死を知ったロロナの妹 は喜んだ。「これで王太子は自分のもの」と。王太子は笑った。「もっと早く死んでくれればよかったのに」と。しかし、彼らは知らなかった。ロロナの死がもたらすものは、幸運だけではないということを……。Web 連載の本編に加え、「彼ら」のその後を描く書き下ろし番外編収録!
読者のトーク・感想
評価:5点
タイトルに惹かれて購入しましたが、予想を裏切る重厚な人間ドラマでした。主人公の自己犠牲と、それを取り巻く人々の歪んだ愛情。救いがあるのかないのか、最後までハラハラしながら一気に読みました。