薄幸令嬢の逃亡生活

著者:玉響なつめ

伯爵令嬢リウィア・オルヘンはその身分にもかかわらず、義母達から使用人同然の扱いを受けていた。しかし成人を迎えれば、長子相続のためオルヘン伯爵となれる。それを信じて表向きは恭順していたリウィアだが、このままでは義母達の息のかかった男と強制的に婚姻を結ばされ、たとえ伯爵となっても今と同じ事になってしまう。  そのためリウィアはいつかすべてを取り戻すために逃亡を決意する。逃亡の途中で再会したのは、かつての幼馴染・テオ。追手を誤魔化すため獣人の国の使節団員である彼のもとで働くことに。しかし、テオの態度はリウィアも戸惑うほどの溺愛ぶりで……!? 運命の再会から始まる、逆転溺愛ラブストーリー!

読者のトーク・感想

成人まで待てば長子相続で伯爵になれる、でもその後は義母たちの選んだ男と結婚させられる——だから逃げる、という理屈立てが丁寧。獣人の国の使節団に紛れて働くという逃げ方も具体的で良かった。テオの溺愛は好みが分かれそうなので点は保留で。