楽園殺し(3)

著者:呂暇 郁夫/ろるあ

レーベル:小学館

ISBN:9784094531480

今宵、誰がために星は輝くーー 獣人事件の収束から1年。 砂塵渦巻くこの街で、ふたたび騒乱が起ころうとしていた。 「この警護任務は大任よ。こんどこそかならず式典を成功させなければならないのだもの」 「また悪い予感か? お前の勘はよく当たる。なにもなければいいがな……」 謎に包まれた連続食人事件の勃発。 延期開催される150周年記念式典。 「かつてこの地をおとずれた、盟主たちの祖〈Dの一団〉」 「彼らがこの地に根を差し、大陸一と呼ばれる大都市に発展させ、象徴として作られたものが、この中央連盟です」 「さあ、みなさまで祝おうではありませんかーーこの偉大都市の、栄えある150周年を!」 熱気に包まれる舞台を見下ろすは、市民、粛清官、円卓の盟主たち。 そして、たったひとりの星の夜。 「みなさん、とっても盛り上がってくれているのね! ぜひ聴いていって。このわたし、ノエル・シュテルンの歌をーー!」 祝宴の終幕を飾るは、この街の”歌姫”のステージ。 その背後に蠢くは、宗教徒たちの黒い影。 「--楽園殺し」 「ああそれも、貴女の望みであるならば……」 ーー今宵、偉大都市史上最大の祭り(フェス)が幕を開ける。

読者のトーク・感想

評価:4点

楽園殺しの物語の構成には作者の研究と情熱が感じられます。ライトノベルとして娯楽性も高いのに、キャラクターの内面描写が深い。こういった作品がもっと評価されるべきだと思います。

評価:5点

楽園殺しの文体のテンポには多くの示唆が込められている気がします。特定のシーンを繰り返し読むと、前の巻との繋がりが見えてきて感動しました。深く読める作品です。

評価:4点

タイトル見て気になって購入したら大当たりでした。楽園殺しの伏線の回収具合がとにかく最高。読み終わった後じわじわくる系の作品で、感想を誰かに話したくなりました!

評価:4点

面白いのは確かですが、楽園殺しの世界観の完成度の展開が少し都合良すぎる気がしました。もう少し丁寧に描いてほしかった場面がいくつか。全体的には及第点以上ですが、次巻での改善を期待します。