君を「ナツキ」と呼ぶまでの物語(1)
著者:涼暮 皐/ふわり
レーベル:KADOKAWA
ISBN:9784046837073
新たな出会いの季節、四月。景行想は中高一貫の私立征心館学園に唯一の編入枠として入学することに。 見渡す限り富裕層の学校で、ただ一人異邦人として過ごす日々。 そこで出会い、心通わせた少女はなんと──五人全員下の名前が同じ《ナツキ》だった!? しかも、ナツキというのは幼少期、とある理由で想にとってトラウマとなる名前で──。 これは、青春の一切を諦めて打算で学校を選んだ少年が、ただひとりの少女を下の名前で呼んでみるまでの、なんでもない青春の物語である。
読者のトーク・感想
評価:5点
名前の呼び方一つにこれほどまでのドラマを詰め込めるとは。過去の確執から名前を呼べなくなった二人が、少しずつ歩み寄る描写に胸が締め付けられる。1巻終盤の、ついに名前を口にするシーンは屈指の名場面。