平安後宮の薄紅姫 物語愛でる女房と晴明の孫
著者:遠藤 遼/沙月
レーベル:KADOKAWA
ISBN:9784040735771
怪異や難事件の最後の駆け込み寺・薄紅の姫。彼女に依頼が成立するのは、物語にまつわる品が差し出されたときだけ。薄紅は重度の物語中毒で、特に『源氏物語』には目がないというのだ。 --この異名が広がったのは、晴明の孫である若き陰陽師・奉親のせい。訪ねて来た彼に早く帰ってほしい一心で、物語知識を駆使し怪異の謎を解いたのが悪かった。薄紅を使えると判断した奉親は、言葉巧みにたびたび彼女をモノで釣っては謎解きにかり出すことに。 「また相談ですか? 私は読書に集中したいのでございます!」 序ノ一 晴明の孫 序ノ二 源氏、愛でる姫 第一章 誰がための桐壺 第二章 夕顔のもう一つの顔 第三章 鴨川の音に浮舟は眠る 第四章 六条御息所の髪 かりそめの結び
読者のトーク・感想
評価:3点
キャラ愛が深い作品です。感情描写の深さという状況でのキャラの行動が本当に好きで何度も読み返しました。
評価:3点
キャラクターの魅力がダントツです。恋愛要素な展開での各キャラの反応が愛おしくて仕方ない。
評価:5点
伏線の密度が高く、再読するたびに新しい発見があります。人間ドラマに関する描写の意味が最終的に繋がった時の爽快感が素晴らしい。
評価:2点
全体的な完成度は高いのですが、心理描写の扱いがやや強引に感じました。もう一展開あれば説得力が増したのでは。