八男って、それはないでしょう! 23
著者:Y.A/藤ちょこ
レーベル:KADOKAWA
ISBN:9784046806949
王国は魔族との関係性を踏まえ、五年に一度行われる帝国への親善訪問をより短いスパンで、より有意義なものとすべく、新たに親善友好団を創設した。団長にはヴァルド王太子が就き、付き添いの若き大貴族としてヴェルが選ばれ、一行は帝国へ赴く。 だが蓋をあけてみれば、そんな大義名分とは裏腹に、ヴェルへ親善友好団参加という休暇を与え、親密になりたいヴァルドと、ヴェルと昆虫採集に勤しむペーターの姿がそこにあった。 一方、新しい魔族の国を作るべく旅立ったオットーたちは、古代魔法文明の遺産を求め帝国の北、極北の大地へとたどり着いていた。人も魔族も住めないこの手つかずの大地に、世界を統べるための遺産が眠っていると信じて……。 そして親善友好団の日程を終えたヴェルたちもまた、極北の大地へ向かった。王国、帝国、ともにこの地の調査と、氷の下に眠る魔道具の入手が目的だというが、はたして……。 偶然にも名だたる曲者たちが集ってしまったこの極寒の地より、新たな物語が動き出す!
読者のトーク・感想
評価:3点
アルマの立ち回りが秀逸で、貴族社会の複雑な政治との絡みで物語に厚みが生まれています。貴族という設定の活かし方は他作品では見られないレベルです。
評価:5点
エルナを中心に据えた構成が機能しており、パーティーの結成での判断がその後の展開に効いています。貴族の設定との整合性も高く評価できます。
評価:4点
貴族という概念の扱い方が徹底していて、ルイーゼの行動原理と見事に連動しています。仲間との冒険の楽しさの観点から見ると作者の意図が透けて見えてくる。
評価:3点
ラブコメ要素の描写は単なる演出ではなく、テーマの核心に触れるものだったと後から気づきました。