いばら姫とおやすみ。(1)
著者:深水紅茶/椎名 くろ
レーベル:KADOKAWA
ISBN:9784040762067
仕事のストレス、カフェインの摂りすぎ、あと残業。大人には眠れなくなる理由が山ほどある。 朝の通勤中、居眠りから目覚めた私の肩で、やたらと目の下の隈が濃い女子高生が眠っていた。その日の夜、退勤する私を待ち伏せし彼女は言ったーー「お姉さん。お金払うからわたしと一緒に寝て」と。 不眠症だという彼女は、私の隣なら眠れると思ったらしい。そんなの偶然だし、女子高生と添い寝なんて流石にまずい。そうは分かっているけれど、通りすがりの他人に助けを求めるくらい彼女が苦しんでいるのも事実で……。 「……一晩だけ、だからね?」 独りでは眠れない夜も、ふたり寄り添えばきっと温かくなる。 ■□■□■□■□■□■□■□■□ 登場人物 雨海 時雨 社会人3年目のデザイナー。忙しない日々に少しお疲れ気味。人が良すぎて押しに弱く、いばらの必死のお願いについ頷いてしまい一緒に寝ることに 篠森 いばら 重度の不眠症の女子高生。時雨の肩で寝落ちしたことをきっかけに、「時雨の側なら寝れるかも!」と思い立つ。なにやら秘密も抱えているようでーー?
読者のトーク・感想
評価:4点
ファンタジア文庫らしい、少しダークで幻想的なラブコメ。ヒロインの寝顔の挿絵がとにかく可愛い。現実世界で彼女を目覚めさせるための手がかりを探すミステリー要素もあり、1巻としての完成度が高い。
評価:4点
呪いで眠り続ける「いばら姫」を、夢の中で看病し続けるという設定が斬新。夢の中限定のコミュニケーションという制約が、二人の距離をじれったくも愛おしくさせている。眠り姫の正体が明かされる後半の展開には驚いた。