新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙XI(11)
著者:支倉 凍砂/文倉 十
レーベル:KADOKAWA
ISBN:9784049158021
蝕の予言を巡り争ったルウィック同盟を説き伏せ、見事に天文学者アマレットの奪還を成し遂げたコルとミューリ。 しかしそれは、デュラン選帝侯の威信をかけた計画が白紙に戻ることを意味していた。苦難の中、アマレットがもたらした一縷の希望ーーかつて古代帝国軍の北への行軍を阻んだとされる月を狩る熊が月を落とした地の伝承だった。 もし教皇庁まで通ずる新道の開削が為せば、侯の権威と命脈を保ち、教皇庁の喉元に刃を突きつけることとなる。 ゴブレアとバーリンドの選帝侯も加わり、南北に分断する要衝の調査に乗り出したコルとミューリ。だが、二人の前に月を狩る熊の伝承者が立ちふさがるーー!
読者のトーク・感想
評価:5点
コルとミューリの旅もついに11巻。聖典の翻訳を巡る教会との駆け引きは、相変わらず論理的で読み応えがある。ミューリの成長と、ホロを彷彿とさせる小悪魔的な振る舞いにはニヤリとさせられます。
評価:5点
ついに11巻。プロとしての厳しさと、それゆえの二人の衝突、そして絆。業界の裏側をリアルに描きつつ、青春小説としての熱量を全く失っていない。クライマックスのライブシーンの描写は圧巻の一言。