週に一度クラスメイトを買う話6 〜ふたりの秘密は一つ屋根の下〜

著者:羽田 宇佐/U35

レーベル:KADOKAWA

ISBN:9784040757735

ルームメイトとは言えないことをしたあの日から、宮城が家に帰ってこなくなった。行先は分かっている。捕まえに行くべきだとも思う。それなのに、あの日宮城に触れて自覚してしまった”認めたくない感情”が、私の足を重くする。本当に、宮城はいてもいなくても私の感情を左右する、面倒くさいヤツだ。 早く帰った方がいい。それは分かっているはずなのに、帰らずにいた時間が仙台さんへの会いにくさを加速させている。その一方で『仙台さんは今日どう過ごしたのだろう』なんて考えているのもまた事実で。自分で作った距離は自分で縮めなくてはいけないーー分かっているけど、今日も私は帰れそうにない。

読者のトーク・感想

評価:5点

同居編、最高です。これまでの微妙な距離感が、一つ屋根の下で暮らすことでさらに濃密に。お互いの「特別」になりたいという独占欲と、それを素直に出せないもどかしさが詰まっていて、一気に読み終えてしまいました。