恋する少女にささやく愛は、みそひともじだけあればいい

著者:畑野ライ麦/巻羊

レーベル:SBクリエイティブ

ISBN:9784815626297

高校生の大谷三球は新しい趣味を探しに訪れた図書館で、 ひときわ目立つ服装をした女の子、涼風救と出会う。 三球は救が短歌が得意だということを知り弟子として詩を教えてもらうことに。 「三十一文字だけあればいいか?」 「許します。ただし十万文字分の想いがそこに込められてるなら」 日々成長し隠された想いを吐露する三球に救は好意を抱きはじめ、 三球の詩に応えるかのように短歌に想いを込め距離を縮めていく。 「スクイは照れ屋さんな先輩もちゃんと受け止めますから」 三十一文字をきっかけに紡がれる、恋に憧れる少女との甘い青春を綴った恋物語。

読者のトーク・感想

評価:4点

短歌(みそひともじ)を軸にした恋愛小説。言葉選びが非常に繊細で、SNS時代の今だからこそ「文字数制限のある美学」が心に刺さる。恋心の機微を五・七・五・七・七に乗せる描写がとにかく美しく、読後も余韻に浸れる一冊。