誰も幸せにできない僕らは夢を見る(1)

著者:葦舟 ナツ

レーベル:KADOKAWA

ISBN:9784049140934

市役所本庁舎の隅にある、健康福祉課夢調査係。そこで僕は他人の夢の中に入り、深層心理を調査する仕事をしている。その目的は「個人の精神の不調を減少させ、ひいては社会的不和を根本から減少せしめること」--要は、夢の中でお悩み解決だ。 でもこの仕事は僕に向いていない。……だってあなたが死んだあの日から、僕は誰かに寄り添うことも、夢を見ることも、全て諦めたから。 『ひきこもりの弟だった』で鮮烈デビューした葦舟ナツが描く、心震わす珠玉の物語。

読者のトーク・感想

評価:5点

タイトルからして鬱展開かと思いきや、緻密に練られた世界観とキャラクターの心理描写に圧倒された。中盤で明かされる「夢」の正体が予想外すぎて鳥肌。次巻でどう伏線を回収していくのか楽しみ。