忘却聖女(5)(完)
著者:守野伊音/朱里
レーベル:スクウェア・エニックス
ISBN:9784757594647
国中に忘却をもたらした化物は、魂を輪廻させ何度も聖女の座についていた。アデウス国の“聖女”そのものが化物が作りし空虚な玉座、全ては自らが神の頂へと至るための贅。人間でありながら十二の神を喰らった原初の聖女“アリアドナ”-それが諸悪の根源、大罪の聖女。アリアドナの魔の手が伸びるなか、身を捧げて最後の神ハデルイに縋ったマリヴェルたち。神は人間たちの望みと挺身に応え、残り僅かな自らの力を器である我が子マリヴェルに授ける。そして彼女は最後の神の代行者となり死の都と化した王都へ再び降り立った。神となるため鍵が必要なアリアドナは最後の神の力も自分のものとするため覚醒したマリヴェルと邂逅するが…。神の代行者十三代聖女マリヴェルと、神のなり損ない初代聖女アリアドナ。長い旅路の終着点は優しく、あたたかいー。
読者のトーク・感想
評価:5点
ついに完結。失われた記憶と「聖女」という役割の残酷な真実が明かされる最終巻は、涙なしには読めませんでした。第1巻からの伏線が完璧に回収され、なぜ彼女が忘却を選んだのか、その愛の深さに震えました。ライトノベルとして非常に高い完成度でまとめられた名作だと思います。読了後の余韻が凄いです。