86-エイティシックスーEp.11 -ディエス・パシオニスー(11)

著者:安里 アサト/しらび/I-IV

レーベル:KADOKAWA

ISBN:9784049141498

それはあまりにも突然だった。  全てを無に帰する、咆哮、閃光、衝撃。 〈レギオン〉の攻勢に人類全てが後退を余儀なくされる中、シンとレーナたちに命じられたのは絶望的な撤退作戦だった。  そして共和国へと再び足を踏み入れた彼らが目にするのは、確実な滅びを前にしても変わらぬ、変われない、かの国の姿。  それでも、作戦は始まる。  諸国を転戦し、帰る場所を知った彼らは暗闇の中を一歩ずつ進むが、しかしーー。  眼前に立ちはだかる亡霊の群れ。  洞のように空虚な銀色の双眸。  なぜ助ける。赦すな。鏖せ。復讐を。  なぜ助けない。薄汚い色付きどもめ。  憎悪と怨嗟の絶叫が響き渡る、Ep.11。 ”鋼鉄の軍靴は血塗られたマグノリアを踏みつけ、受難の火が彼らを焼く。”