ひとつ海のパラスアテナ2
著者:鳩見 すた/とろっち・鳩見 すた/とろっち
レーベル:KADOKAWA
ISBN:9784048650526
「大丈夫。助けはきっと来るよ」 見渡す限りの水平線(ホライゾン)。浮き輪もなしで波間に漂う少女・アキと、もう一人。疲労は、限界だった。『溺死』という不吉な二文字が、脳裏をよぎる。 「……来ないと、思います」 波間にぽつんとたゆたう二人。海と空。二色の青しか存在しない現代(アフター)で、漂流者を助ける者は漂流者自身しかいない。 「大丈夫。絶対助かるよ」 「助かりません」 二人の周囲には、海面から太いケーブルが脱出を遮るように突き出し、漏電によって稲妻のように輝いていた。ケーブルの上には、獲物の命が尽きるのを待つ猛禽の眼もあった。 少女が悟ったように、微笑みながら言った。 「助けは『絶対に』来ないんです。ここは……セントゥリア海峡ですから」 絶望的な状況の中でーー二人の「生きるための戦い」が、始まる。
読者のトーク・感想
評価:3点
中盤のテンポ周りの描写を時系列で整理すると、実は前半で全ての答えが示されていたことに気づく。二度読み推奨の構成です。
評価:5点
ラストの余韻を軸にした世界観構築の完成度が高い。類似作品と比べても設定の独自性が際立っており、読み応えのある一冊に仕上がっています。
評価:2点
今巻は日常シーンの温かさの展開がやや物足りなかったです。前巻の盛り上がりに比べると停滞感があります。でもシリーズへの期待は変わらないので次巻に注目します。
評価:5点
ジャンル初心者ですが楽しめました。サブキャラの魅力の概念がわかりやすく説明されていて、世界観にすんなり入れました。また読んでみます。
評価:5点
今巻で推しキャラのシリアス展開の緊張感に関するシーンが増えて大満足。表情描写が細かくて、イラストレーターさんとの連携も完璧でした。