婚約破棄を突きつけているのは王子なのに、どうして王子が泣いているのですか?(1)
著者:霜月零/ゆき哉
レーベル:一二三書房
ISBN:9784824205926
伯爵令嬢ユーリットは十三歳のとき、十歳年下の王子バスチアンの婚約者となった。弟のように愛らしい王子から日々求愛を受けるも、これは隣国からの縁談を断るための仮初めの婚約であり、またある秘密を抱えた彼女は王子と結婚できるはずもないと、彼の告白を断り続けていた。ユーリットとバスチアンを破談にしようと様々な事件が巻き起こるが、ユーリットを思う王子の気持ちは変わらず、その思いに段々と彼女の気持ちも揺れ動いてーー。
読者のトーク・感想
評価:4点
ヒロインの氷のように冷静なツッコミと、裏で盛大に空回りして泣いている王子の対比が面白くて一気読みしてしまった。ただのざまぁモノではなく、二人の関係性の修復?に焦点が当たっているのが新鮮。
評価:5点
視点変更を上手く使って、王子の内面の葛藤や致命的な勘違いを明らかにする構成が見事。シリアスな婚約破棄シーンのはずなのに、王子のポンコツ具合のせいで上質なコメディになっている。