主人公になり損ねたオジサン

著者:カブキマン/218

レーベル:マッグガーデン

ISBN:9784800015266

佐藤英雄34歳。表の彼は面倒見のいい部長として活躍中だが、一方で異能者や超常の存在と戦う裏世界の中でも世界最強を誇っている実力者である。そんな佐藤は表の仕事で取引先の企業に行った時にかつてのバディであり、ひそかに恋心を抱いていた西園寺千佳と再会、互いに男女として再び意識し始めるようになった。ある日、佐藤はパパ活目的の少女に声をかけられるが、なんとその子は千佳の娘で!?気まずい思いを抱えるうちにかつての宿敵とも次々と再会。敵も不穏な動きを見せ始め…!「オッサンだよ。ちょっとばかり強いだけのな」主人公になり損ねたオジサンが、不敵な笑みとともに再び強大な力をふるう時がやってきたー!第11回ネット小説大賞小説賞受賞!

読者のトーク・感想

評価:4点

異世界に召喚されながらも「勇者」になれなかった男の、哀愁漂うミドルエイジ・ファンタジー。若者のような華々しい無双はありませんが、人生経験を活かした立ち回りや、周囲の若手冒険者を陰ながら支える渋い活躍が光ります。タイトルの「なり損ねた」という意味が、物語後半で別の輝きを持ち始める演出が秀逸でした。