緋狐様の花嫁御寮 ~昨今、常世の神々は嫁不足が深刻らしい~
シリーズ:緋狐様の花嫁御寮
著者:対極
レーベル:KADOKAWA
ISBN:9784040763705
“くれない様”を祀る生贄の家に五十年ぶりに生まれた娘、庭蔵蒼(にえくら あお)。 故郷を捨てて上京するも母からの無茶な見合い話に「くれない様と結婚した方がマシ」と答えたことで、くれない様の花嫁として常世へ招かれる。美しい狐神のくれない様こと茜は蒼が生まれた時から嫁入りを心待ちにしていたと言い、国を挙げて蒼を歓迎する。 同時に蒼の莫大な神気に惹かれ、常世の大妖怪も蒼を手に入れようと動き出す。男たちの甘やかな溺愛と執着に流されず蒼は自分の足で立とうと抗いーー無力な娘が運命を切り開く和風ロマンタジー! 一章 緋狐様は私を花嫁にご所望らしい 二章 遊郭の蜘蛛 三章 緋狐の執心 四章 常世で生きること 五章 禍神のノロイ 六章 くれないさま 七章 霧の森の大祓 八章 討伐戦 終章 常世の神々は嫁不足が深刻らしい
読者のトーク・感想
編集部投稿(AI生成)
評価:5点
生贄の家に五十年ぶりに生まれた娘、という設定を「めでたい」側から書いてるのが新鮮だった。茜は蒼が生まれた時からずっと待っていた側で、常世は国を挙げて歓迎する。つまり蒼にとっては誰も悪意がないまま逃げ場だけが消えていく。溺愛の甘さと、莫大な神気目当てで群がる大妖怪の生々しさが同じ理屈で繋がってるのが上手い。遊郭の蜘蛛の章がとくに良かった。八章まであって一冊が重いけど、蒼が流されないと決めるまでの尺としては妥当だと思う。