遠雷、そして百年の恋について

著者:糸森 環/冬臣

レーベル:新書館

ISBN:9784403542480

十一月初旬の土曜。杏とヴィクトール、雪路、小椋という、室井を除いた椅子工房「TSUKURA」の面々は隣町の文化センターに来ていた。来月に閉鎖されるこの施設で使用されていた家具類を買い取るためである。 小椋の話術もあり、交渉相手の湯沢、久保田らとのやりとりは円滑に進む。だが、遅れてやってきた米沢がたくさんの不気味な子どもたちの幽霊をその身にまとわりつかせているのを、杏と雪路だけが目にしてしまい……? オカルティック・ラブコメ、甘いだけじゃない第6弾♡

読者のトーク・感想

評価:4点

ジャンルの定石を踏まえつつも、遠雷、そして百年の恋についてにおける主人公の鈍感っぷりという切り口が差別化に成功しています。プロットの緻密さと読みやすさのバランスが絶妙で、シリーズを重ねるごとに洗練されている印象です。

評価:2点

ラブコメのテンポの設定は面白いのに、遠雷、そして百年の恋についてでは活かしきれていない部分が惜しい。ポテンシャルを感じるだけに、もったいないなあと思ってしまいます。来巻に期待しつつ星3です。

評価:3点

遠雷、そして百年の恋についてのすれ違いの切なさ、改めて読み返すと前巻からの伏線回収だったんですね。細かい描写に気づくたびに鳥肌が立ちます。作者の構成力が光る一冊です。次巻への布石も気になります。