月神様の生贄姫
著者:桔梗 楓
レーベル:ポプラ社
ISBN:9784591187524
生贄として育てられ、井戸に投げ込まれた少女・ニエは、はぐれ者の神である月夜に拾われた。ニエの優しい心に触れた月夜は少女に「綺羅」という新しい名前を与え結婚するが、綺羅は≪愛という感情≫を知らなかった。生贄時代の業により幽霊が見える綺羅は、街の幽霊事件を解いていくうちに人々の色々な感情に触れ、≪愛とは何か≫について朧気につかんでいくが……。生贄少女とまつろわぬ神の純愛物語。 ■桔梗楓(ききょう・かえで) 茨城県在住、2012年より執筆をはじめ、2016年に『コンカツ!』(アルファポリス)にて商業デビュー、『河童の懸場帖』『あやかしトリオのごはんとお酒と珍道中』(マイナビFan文庫)など、ライト文芸ジャンルを中心に多くの作品を刊行している。 イラスト:日下コウ
読者のトーク・感想
評価:3点
月神様の生贄姫。月神様が最初は冷酷に見えたけど、実は不器用な優しさを持っていることが分かっていく過程が尊い。生贄として差し出された主人公が、神の孤独に寄り添うことで運命が変わっていく。幻想的な世界観と、しっとりした恋愛描写が最高にマッチしていました。
評価:5点
神話に基づいた設定がしっかりしていて、ファンタジーとしての奥行きがある。主人公がただ流されるんじゃなく、自分の足で神の庭を歩こうとする意志の強さが良かった。イラストの透明感が物語の雰囲気と合っていて素敵。