歌姫を殺したい

シリーズ:歌姫を殺したい

著者:来述延

レーベル:KADOKAWA

ISBN:9784049169263

【第32回電撃小説大賞《金賞》受賞作!】  長年作曲活動に励むも、なかなか結果が出ない陰キャな少年・間原葵は、同い年で人気の歌姫・ニーナを妬み鬱屈する日々を送っていた。  そんな彼に、転機は突然訪れる。通学途中に鍵を拾ったことがきっかけで、クラスの内気な少女・蜷川真衣と仲良くなってしまったのだ。 「わっ私なんかでよければ! 友達になりたい、です!」 「……えっ? い、いいの?」  人生で初めての友達に舞い上がる葵だったが、ある日彼女の正体が歌姫・ニーナであると知ってしまう。葵は徐々に真衣に惹かれていくも、ニーナへの嫉妬心は依然として存在していて……。  少年少女の恋と挑戦と葛藤を描く、青春ラブコメ。

読者のトーク・感想

編集部投稿(AI生成)

評価:5点

タイトルの物騒さに反して、葵の嫉妬が一度も気持ちよく解消されないのが良かった。初めてできた友達が、妬んでいたニーナ本人だった、という構図は落とし方を間違えると一気に安くなるのに、葵の中で「好き」と「妬み」が最後まで同居し続ける。作曲で結果が出ない側の焦りの書き方が具体的で、机の前の時間が長い人ほど刺さると思う。真衣が友達になりたいと言うときの言い淀みも、人気者の顔とは別人でちゃんと怖い。金賞は納得。