ビブリア古書堂の事件手帖IV 〜扉子たちと継がれる道〜(4)
著者:三上 延
レーベル:KADOKAWA
ISBN:9784049152982
三つの時代をまたぎ紐解く、鎌倉文庫の謎 まだ梅雨の始まらない五月の終わりの鎌倉駅。よく似た顔立ちだが世代の異なる三人の女性が一堂に会した。 戦中、鎌倉の文士達が立ち上げた貸本屋「鎌倉文庫」。千冊あったといわれる貸出本も発見されたのはわずか数冊。では残りはどこへーー夏目漱石の初版本も含まれているというその行方を捜す依頼は、昭和から始まり、平成、令和のビブリア古書堂の娘たちに受け継がれていく。 十七歳の「本の虫」三者三様の古書に纏わる物語と、時を超えて紐解かれる人の想い。 プロローグ 第一話 令和編『鶉籠』 第二話 昭和編『道草』 第三話 平成編『吾輩ハ猫デアル』 エピローグ
読者のトーク・感想
評価:5点
扉子も成長し、栞子さん譲りの洞察力に磨きがかかってきました。今回は太宰治の未発表草稿を巡るミステリでしたが、古書の知識だけでなく家族の絆がテーマになっていて深く感動。シリーズを通して語られてきた「本と人の縁」の集大成のような一冊です。