死神公女フリージアは、さよならを知らない(1)

著者:綾里 けいし/藤実 なんな

レーベル:KADOKAWA

ISBN:9784041153161

「私は人が生き抜いた末の『死』が観たい。その果てに、なにが遺るのかを」 『死』を学ぶためだけに現世を旅をする死神がいる。死神公女フリージア・トルストイ・ドルシュヴィーア。  異世界の中でも高位な存在であり、現世の『死』を知りたいと願った彼女は、付き人である少年、《人の死期がわかる》異能を持つ黒朗夏目と、様々な人間の『死』を看取る旅をする。  寿命という概念と無縁だから、人間と親しくなったことがないから気付かなかった、抗いようのない一つの事実。  彼女がそのことに気付く、その刻までーー旅は続く。

読者のトーク・感想

評価:4点

「さよならを知らない」というタイトルの意味が、1巻のラストで明かされる構成に鳥肌。死を司る存在ゆえの孤独と、彼女が触れる人間たちの温もりの対比が切ない良作です。