異世界落語

著者:朱雀新吾

タグ:アクションファンタジー異世界転移

手違いで異世界に召喚された現代の噺家、楽々亭一福。彼の『異世界落語』はサイトピア城下で人気を誇っていた。魔法使いが辻斬りの戦士に胴を斬られて真っ二つになる『胴斬り“胴斬り”』。剣士が必殺技の名前を師匠に付けてもらう『エターナル“寿限無”』。謝霊祭の出店を巡って孫に翻弄される祖父を描いた『謝霊祭“初天神”』など、多くの落語を異世界落語にしてターミナルに浸透させていく一福。そんな中、十数年ぶりにサイトピアに帰ってきた一人の老騎士がいた。彼の名はアルステッド。以前は勇敢な剣士としてターミナルにその名を轟かせた男だが、今や酒浸りの日々で、かつての姿は見る影もなくなってしまった。一体、老騎士に何が起きたのかー。

読者のトーク・感想

評価:5点

異世界で落語を披露するという異色の設定が、8巻でも見事に昇華されています。古典落語の演目を異世界の文化に合わせてアレンジするセンスが抜群。不覚にも泣かされました。

評価:4点

9巻目。落語で異世界の文化を読み解くスタイルが定着。今回は人情噺がメインで、異種族間の確執を笑いと涙で包み込む構成が見事でした。安定した面白さがあります。