白き帝国
著者:犬村小六
これが犬村ファンタジー戦記の到達点! 「全ての色彩を重ね合わせると、白になる。ぼくが作るのは、全ての種族がひとつにまとまった『白き国』だ」。 異なる種族同士が争いをつづける葡萄海。頭部に猫耳を持つ「ミーニャ」族が支配するガトランド王国の第二王子トト・ガトランドはある日、敵対する黒薔薇騎士団から人質として送られた少女アルテミシアと出会う。はじめは心を閉ざしていたアルテミシアだが、トトや仲間たちとの交流を経て、徐々に笑顔を取り戻していく。しかし人間とミーニャの間には根深い差別意識があり、淡い恋心を抱きはじめたトトとアルテミシアにも残酷な運命が降りかかることに……。 甲冑に身を包んだ騎士が率いる大軍、海原を埋め尽くす帆船艦隊、「仁」「義」「礼」「智」「忠」「信」「孝」「悌」の聖珠を持つ八剣士、瘴気機関を轟かす機械兵、高度五百メートル限定の「浮遊圏」を飛ぶ飛行艦隊ーー「とある飛空士」シリーズ、「プロペラオペラ」の犬村小六が圧倒的筆力で描く、かつて誰も見たことのない戦場と恋の物語。 「いかなるとき、いかなるところ、万人ひとしく敵となろうと、あなたを守る楯となる」。 唯一無二の王道ファンタジー戦記、開幕。
読者のトーク・感想
評価:5点
全ての色彩を重ねると白になる、だから全種族が共に暮らす国を作る。この理屈を掲げた人間が飛行戦艦で殴り合う話になっているところが犬村小六だなと。理想の純度が高いほど戦線が広がっていく。ルカマキオン公を「信」の継承者として担ぎ出す黒薔薇騎士団側にも、ちゃんと立て直しの筋が通っているのが厚い。羊飼いに変装してアルテミス島に潜り込むジャンジャックとアルテミシアの潜入パートは緊張感がすごかった。前編なので当然この巻では終わらない、そこだけ覚悟して読んでください。
評価:5点
帝国崩壊の危機から始まる4巻。政治的な駆け引きと大規模な戦記要素が絡み合い、シリーズ屈指の緊張感。主人公の非情な決断が物語に深みを与えており、最後まで息をつかせない。
評価:5点
小鞠ちゃんの成長に涙腺が崩壊しました。
評価:5点
帝国の内乱編がクライマックス. 戦略的な駆け引きと、個々の武勇がぶつかり合う戦場の熱量が凄まじい. 前巻からの伏線が鮮やかに回収され、次なる脅威への予兆も見せる. 戦記ファン必読の1冊.
評価:5点
戦記ものとしての重厚感が増した3巻。戦略的な撤退から反撃までのプロセスが緻密に描かれている。特に雪中戦での伏兵の使い方は見事。大河ドラマ的な面白さがある。
評価:4点
感情描写の丁寧さでのあのシーンの台詞が刺さりすぎて付箋だらけになりました。白き帝国はキャラの解像度が本当に高い。今期一番推せる作品です!ファンアート描きたくなりました!
評価:4点
シリーズを通じて白き帝国の世界観構築が非常に丁寧で、伏線の回収具合の描写が他作品と一線を画しています。キャラクターの心理描写も深く、ライトノベルの枠を超えた完成度を感じました。作者の力量が存分に発揮された一冊です。
評価:5点
タイトル見て気になって購入したら大当たりでした。白き帝国の文体のテンポがとにかく最高。読み終わった後じわじわくる系の作品で、感想を誰かに話したくなりました!
評価:4点
シリーズ全体を通した物語の構成の変化を追ってみると、白き帝国が緻密に計算された構成になっているのがわかります。このレベルの伏線管理ができている作品は珍しい。今後の展開がますます楽しみになりました。
評価:5点
重厚な戦記物。帝国再興という重いテーマを、緻密な心理描写と戦略論で描ききっている。1巻としての導入は完璧で、主人公の冷徹ながらも民を想う複雑な内面が非常に魅力的に書かれている。
評価:3点
面白いのは確かですが、白き帝国のストーリーの方向性の展開が少し都合良すぎる気がしました。もう少し丁寧に描いてほしかった場面がいくつか。全体的には及第点以上ですが、次巻での改善を期待します。
評価:4点
戦記物としての重厚感がさらに増した第2巻。帝国の内政問題と隣国の軍事的脅威、両面での緊迫した駆け引きから目が離せない。主人公の冷徹かつ大胆な采配が勝利を呼ぶシーンはシビれた。