白き帝国 : 天空の決戦

シリーズ:白き帝国

著者:犬村小六

レーベル:小学館

ISBN:9784094533026

犬村小六集大成、2か月連続刊行で完結へ! 「全ての色彩を重ね合わせると、白になる。ぼくが目指すのは、全ての種族が共に暮らす『白き国』だ」。リムノスの戦い以降、進撃をつづける白猫軍によって葡萄海の勢力図は大きく書き換わろうとしていた。衰退に歯止めがかからない黒薔薇騎士団は新たな騎士団長として「信」の継承者ルカマキオン公を叙任し、さらに三隻の飛行戦艦を就航させて反撃の機会をうかがう。一方、アテナ島で反乱を起こし行方をくらませたジャンジャックとアルテミシアは囚われのルシファーを救い出すため、羊飼いに変装してアルテミス島に潜入していた。再び「火の鳥」が使用可能となる六月一日を目処に、ジャンジャック率いる第三翼の将兵たちはアルテミス島に再結集し、黒薔薇騎士団の実権を奪う計画だが……。ついに迎えるクライマックスの前編! 2か月連続刊行で完結する、犬村小六の集大成・超大型ファンタジー戦記の結末を目撃せよ!

読者のトーク・感想

評価:5点

全ての色彩を重ねると白になる、だから全種族が共に暮らす国を作る。この理屈を掲げた人間が飛行戦艦で殴り合う話になっているところが犬村小六だなと。理想の純度が高いほど戦線が広がっていく。ルカマキオン公を「信」の継承者として担ぎ出す黒薔薇騎士団側にも、ちゃんと立て直しの筋が通っているのが厚い。羊飼いに変装してアルテミス島に潜り込むジャンジャックとアルテミシアの潜入パートは緊張感がすごかった。前編なので当然この巻では終わらない、そこだけ覚悟して読んでください。