冷血貴族の婚約拒絶録
著者:小鈴危一
絶対に結婚しない“冷血卿” VS 絶対に結婚させたい“叡智の傑物(公爵令嬢)”貴族の威信と知略を懸けた紳士淑女の“訳あり”婚約頭脳バトルーー開幕!! 「わたくしと結婚してくださいませ、ゼノル様」「--オレは絶対に、結婚などしない」“冷血卿”ゼノル・グレン・ロドガルドは、経済力や軍事力に優れた超名門伯爵家の当主を齢十七で務める神童。家柄・頭脳・胆力を持ち合わせた彼のもとには頻繁に縁談も舞い込むが、これまで何故か全て断り続けていた。そんなある日、求婚のために令嬢自らが突然伯爵家へ乗り込んで来るトラブルが発生!?相手は羞花閉月な公爵令嬢レイシア・リヴィ・アガーディア。しかし、この女ーー美しい顔の裏に切れの良すぎる頭脳をもつ、とんでもない“傑物”だった!婚約か破滅か……すべてを懸けた遊戯が始まる
読者のトーク・感想
評価:5点
レイシアが真正面から殴ってくるタイプだったのに対して、今回の聖ラニスは領民の支持を積み上げて外堀から埋めてくるので、同じ求婚でも攻め筋が全然ちがう。あらゆる神器に必ず選ばれるという特性を奇跡の演出に転用して民意を握るあたり、聖女というより有能な政治家。ゼノルは『結婚しない』を守るために常に防衛側へ回らされるから、勝っても何も増えないのが面白い。頭脳バトルと言いつつ、勝負の土俵は毎回相手が決めてるんだよな。
評価:5点
結婚しないと言いつつ、無自覚に独占欲を見せる主人公が最高。ヒロインが意外と芯が強くて、二人の掛け合いが面白い。