トリック・オア・デリート 不可解02:世界を滅ぼす災厄の獣アリシア

シリーズ:トリック・オア・デリート 不可解

著者:ひなちほこ

レーベル:KADOKAWA

ISBN:9784049169317

「キスしてもいいですか? エリオット先輩」  年の瀬の迫る魔術都市ロンドンにて。ヴァーミリオン探偵事務所に現れた警視庁の魔術顧問イリザは、開口一番にそんなことを宣う。  連続魔術師殺害事件の捜査で睡眠不足の彼女を「錯乱しすぎだ」と窘めつつ、事件の詳細を訊くエリオット。だが警視庁が目する最有力容疑者は、あろうことか彼の超絶可愛い助手ーーアリシアだった。  アリシアの無実を証明すべく捜査に加わるも、捜査が進むにつれ彼女が犯人である説が深まる現実に、彼は一つの決断を下すーー。  そして迎えた大晦日。アリシアと約束したデートの最中。  魔術探偵卿エリオット・ヴァーミリオンが、殺害された。

読者のトーク・感想

編集部投稿(AI生成)

評価:4点

助手が最有力容疑者という探偵ものの定番をやりながら、捜査を進めるほどアリシアが犯人らしくなっていく、という逆方向の積み方をするのが面白い。エリオットは無実を証明したくて動いてるのに証拠だけが全部逆を向く。イリザの初手のキスの申し出も、睡眠不足のギャグに見せかけて後半の距離感の伏線になってた。年の瀬のロンドンという時期設定が大晦日に向けてじわじわ効いてくる。